深草の横取り四十萬

何をつくっているのでしょうか

2011-06-03哲学道場駒込04

出席者八名。発表者ジェイコブ氏。クリプキ批判を展開するが、ジェイコブ氏が剽窃を恐れているとのことで、詳細は書かない(青山拓央氏に実際にパクられた経験アリとのこと)。
ジェイコブ氏は辛抱強く話を聞いてみれば頭もいいし、「哲学」に対するこだわり・情熱も持ち合わせているが、

1.演説口調で不遜なしゃべり方
2.高飛車な物言い
3.非現実的な信念(極端に言えば「それが真理であればそのまま話せばわかってもらえるはず。※ただしバカとキチガイは除く」)

のために同調者を獲得することは現状では困難である、というのが深草の印象である。もちろん今回も非難GOGOである。同調者を獲得できないことはジェイコブ氏にとっても損なことであると思われるので、今後のカイゼンを期待している。実際、今回のレジュメにはアカデミックなお作法からは逸脱した点もみられたものの、以前よりはわかりやすい内容だと感じた。アイデアには新しいものを感じるので、クリプキの引用・解釈などにもっと丁寧な説明を心がけるとウケがよくなると思う。
 しかし、上記のような欠点が今あるからと言ってジェイコブさんは出入り禁止!とかそういうことはしない(駒込ローカルではあり得るが、哲学道場全体としてはしない)。それが「哲学カフェ」や「永井均ゼミ」とアナーキーな哲学道場の違うところである。なお、哲学道場の出席者の中には破天荒さにおいてはジェイコブ氏に負けるとも劣らぬ猛者(残念ながら深草ではないが)もいるので、今後対決の機会があればぜひ見てみたいものである。

cf.哲学道場駒込2011-05-28「懐疑論パラドックスを解消する」
http://togetter.com/li/141971